WIPO次期事務局長にガリ氏、調整委が選出

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 世界知的所有権機関(WIPO)は13日に調整委員会を開き、豪州出身のフランシス・
ガリ事務次長(56)をイドリス現事務局長の後任に指名した。ガリ氏は9月下旬の年次
総会で正式に選出され、10月1日付で第4代事務局長に就任する見通し。
 スーダン出身のイドリス氏は年齢詐称問題が発覚して米国などの批判にさらされ、
任期を残して9月に退任することが決まっている。同氏の後任を選ぶ今回の選挙には
日本が擁立した高木善幸WIPO執行役部長など15人が立候補。83カ国の代表で構成
する調整委で4回の投票が行われ、ガリ氏がブラジル出身のアラニャ氏を1票差
(42対41)で破って指名を獲得した。
 ガリ氏は1951年生まれ。メルボルン大学法学部を卒業し、英ケンブリッジ大学で
博士号を取得後、1985年にWIPO入り。2003年から事務次長を務めている。
(WIPO Press Release, May 13, 2008)

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