ユーチューブ利用者データをバイアコムに提供、米連邦地裁がグーグルに命令

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米メディア大手バイアコムが著作権侵害で動画共有サイト「ユーチューブ」と親会社のグーグルを訴えた裁判で、米連邦地裁がグーグルに対し、ユーチューブの利用者データをバイアコム側に提供するよう命じたことが3日までに明らかになった。対象はログインするためのユーザーネームやIPアドレスで、個人を特定する情報は含まれていない。バイアコムは訴訟以外の目的でデータを利用することはないと強調しているが、人権団体などはプライバシーの侵害につながる可能性を指摘している。
 バイアコムは音楽専門チャンネルMTVなどグループ傘下の番組が無断でユーチューブのサイトに投稿され、著作権を侵害されたとして、2007年3月にユーチューブとグーグルを提訴。10億ドルの損害賠償を請求すると共に、実態を把握するため利用記録の提供を求めていた。

(Associated Press, July 3, 2008)

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