LAIT NEWS

No.249:バックナンバー

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■LAIT News【Vol.249 2014/8/20号】<IT企業法務研究所>■

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1.LAIT活動報告
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LAITセミナーについてお知らせします。

■■最新の活動報告■■
「ウルトラマン商品化権事件を考える」は好評のうちに終了いたしました。
たくさんの方にご来場いただき誠にありがとうございました。

■■9月以降の活動予定■■

*2014年下期に下記セミナーを開催する予定です。
(詳細は決まり次第ご案内いたします)

演題:「条約を考える~4つの“Communication to the public”と“making available”」  
日時: 平成26年11月13日 午後2時00分~午後4時00分

演題:「美術作家の著作権」 [注]仮題  
日時: 平成27年1月 午後2時00分~午後5時00分

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2.海外の注目ニュース
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海外の注目の最新ニュースをお知らせします。

■■ウィキペディアが「忘れられる権利」容認判決受け対抗策、
削除通知を公表へ■■
●オンライン百科事典「ウィキペディア」を運営するウィキメディア財団は6日、
インターネットの検索結果に表示された個人情報の削除を求める「忘れられる
権利」を認めたEU司法裁判所の判決に異議を唱え、検索結果からリンクが削除
されたウィキペディアの記事をリスト化する方針を打ち出した。同財団は十分な
説明や異議申し立ての手段もないまま検索結果が削除されることになれば、
インターネットは「記憶の穴だらけになる」と警告。透明性を確保するため、
リンク削除に関する検索エンジンからの通知をすべて公表すると説明している。
 EUではネット上における個人情報保護の強化を目的として、オンラインサービス
の利用者が事業者に対し、自分に関するデータの削除を要求できる「忘れられる
権利」を認める規則の導入が検討されている。これに関連してEU司法裁は5月、
米検索大手グーグルに対し、検索結果として表示された自身に関する過去の
報道の削除を求めた原告の訴えを認める判決を下した。法制化を先取りして
利用者の忘れられる権利を容認したかたちで、市民の知る権利や表現の自由と
プライバシー保護のバランスについて判断を示した事案として注目を集めている。
 ウィキメディア財団のライラ・トレティコフ事務局長によると、同財団はこれまでに
検索エンジンから5件の削除通知を受け取っており、英国、イタリア、オランダ版
ウィキペディアの合わせて50件以上のリンクが削除対象になった。同氏はブログ
への投稿で、司法裁の判決は「個人や出来事に関する正確で検証可能な記録
へのアクセス」を妨げるもので、ウィキペディアは深刻な影響を受けていると説明。
「欧州では一般市民への説明や証拠の提示、さらに司法審査や異議申し立ての
手段もないまま、正確な検索結果が失われている。その結果、記憶の穴だらけと
なったインターネット ── 不都合な情報が簡単に消される場所が生まれようと
している」と指摘している。
 一方、グーグルは司法裁の判決を受け、欧州の利用者を対象に検索結果に
含まれる個人情報へのリンクの削除要請を受け付け、7月上旬から複数の
ニュース記事を検索結果に表示しない措置を開始した。しかし、グーグルから
不表示の通知を受けた報道機関などから「言論の自由や市民の知る権利の
侵害につながる」といった批判が相次ぎ、削除対象になった記事のうち一部の
リンクを再び表示させるなど、試行錯誤が続いている。
(Reuters, August 6, 2014 他)

(庵研究員著)

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3.政府・団体の動向
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政府・団体の動向に関する最新記事の抜粋です。
詳細の横のURLをクリックすることで記事全文を示したページにアクセス
できます。

■■情報セキュリティ法務関連政府・団体の動向■■

●8月6日、情報処理推進機構が「夏休みにおける情報セキュリティに関する
注意喚起」を公表
詳細:http://www.ipa.go.jp/security/topics/alert260806.html

●8月11日、日本情報経済社会推進協会が『「安心マーク」を表示した
メールマガジン配信の開始について』を公表
詳細:http://www.jipdec.or.jp/information/newsrelease/20140811-1.html

●8月13日、情報処理推進機構が「Microsoft 製品の脆弱性対策について
(2014年8月)」を公表
詳細:http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20140813-ms.html

●8月13日、情報処理推進機構が「Adobe Reader および Acrobat の脆弱性対策
について(APSB14-19)(CVE-2014-0546)」を公表
詳細:http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20140813-adobereader.html

●8月13日、情報処理推進機構が「Adobe Flash Player の脆弱性対策について
(APSB14-18)(CVE-2014-0538等)」を公表
詳細:http://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20140813-adobeflashplayer.html

●8月15日、情報処理推進機構が「内部不正の防止には、経営層を含めた
組織横断的防御を!!」を公表
詳細:http://www.ipa.go.jp/security/insider/index.html

■■コンテンツビジネス法務関連政府・団体の動向■■

●8月11日、日本音楽著作権協会が『ファイル共有ソフト「Share」を用いた
著作権侵害 音楽ファイルの違法アップロード者を送致』を公表
詳細:http://www.jasrac.or.jp/release/14/08_1.html

●8月12日、ビジネス ソフトウェア アライアンスが「BSA加盟企業、神奈川県
所在のソフトウェア等開発会社との間で調停成立 」を公表
詳細:http://bsa.or.jp/news-and-events/news/bsa20140812/

●8月14日、コンピュータソフトウェア著作権協会が「ドラマ番組の海賊版を販売、
元録画代行業者の男性を送致」を公表
詳細:http://www2.accsjp.or.jp/criminal/2014/1149.php

■■産業財産権法務関連政府・団体の動向■■

●8月5日、経済産業省が「コロンビアとの知的財産分野の協力を強化します」を
公表
詳細:http://www.meti.go.jp/press/2014/08/20140805001/20140805001.html
(注:PDFファイル有り)

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4.セミナー情報
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最新のセミナー情報をお知らせいたします。
詳細の横のURLをクリックすることでセミナー詳細情報を示したページに
アクセスできます。

■■情報セキュリティ法務関連セミナー情報■■

演題:2014年度第2回近畿地区システム監査研究会
日時:平成26年9月6日
主催:システム監査学会
詳細:http://www.sysaudit.gr.jp/kenkyukai/2014kinki2.pdf
(注:PDFファイル)

演題:2014年度第5回システム監査学会九州地区研究会
日時:平成26年9月6日
主催:システム監査学会
詳細:http://www.sysaudit.gr.jp/kenkyukai/2014kyushu5.pdf
(注:PDFファイル)

演題:セキュリティ・ミニキャンプ in 東北
日時:平成26年9月13日、14日
主催:情報処理推進機構
詳細:http://www.ipa.go.jp/jinzai/camp/2014/minicamp2014_tohoku.html

演題:情報セキュリティ EXPO【秋】
日時:平成26年10月29日~31日
主催:リード エグジビション ジャパン株式会社
詳細:http://www.ist-expo.jp/

■■コンテンツビジネス法務関連セミナー情報■■

演題:著作権研究会~外野からみた著作権~
日時:平成26年9月16日
主催:日本写真家協会
詳細:http://www.jps.gr.jp/watching/

演題:地方公共団体のための番号法PIA研修
    「特定個人情報保護評価の進め方」
日時:平成26年9月18日(東京)
主催:日本情報経済社会推進協会
詳細:http://www.jipdec.or.jp/project/jipdec-pia/seminar.html

演題:2014年9月著作権研究会
  「著作権の間接侵害-まねきTV・ロクラク最判後の展望-」
日時:平成26年9月19日
主催:著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/index.html#sem201409

演題:市民のための著作権講座
日時:平成26年9月26日(札幌)
主催:著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/index.html#sem_shimin

演題:関西地区著作権ビジネス講座
日時:平成26年10月2日、3日(京都)
主催:著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/index.html#sem20141002

演題:2014年10月著作権研究会
  「エンタテインメント訴訟における極私的「戦略論」「戦術論」
-訴訟代理人としての主張・立証の方針と工夫、そして苦悩-」
日時:平成26年10月16日
主催:著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/index.html#sem201410

演題:製造業のための「初めての海外進出」勉強会
日時:平成26年10月22日
主催:日本貿易振興機構
詳細:http://www.jetro.go.jp/events/item/20140814985/

■■産業財産権法務関連セミナー情報■■

演題:中国における知的財産戦略のポイント
  ~中小企業の特許・商標担当者が知っておきたい
  中国での権利化ノウハウ~
日時:平成26年9月19日
主催:東京都中小企業振興公社
詳細:http://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/seminar/2014/260919china.html

演題:戦略的な特許調査の進め方~開発・改良を成功に導くために~
日時:平成26年10月2日
主催:東京都中小企業振興公社
詳細:http://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/seminar/2014/261002ipdl.html

演題:関西支部セミナー「弁理士による週末パテントセミナー2014in静岡」
日時:平成26年10月3日、17日、11月7日(静岡会場)
日時:平成26年10月31日、11月21日、28日(浜松会場)
主催:日本弁理士会 東海支部
詳細:http://www.jpaa-tokai.jp/topics/detail_356_0_0.html
(注:PDFファイル有り)

演題:技術契約セミナー【基礎編】
    ~知っておきたい技術契約の基礎知識とポイント
日時:平成26年10月6日
主催:東京都中小企業振興公社
詳細:http://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/seminar/2014/261006keiyaku.html

演題:特許アキバ塾(全3日間)~特許出願をイロハから学ぼう!~
日時:平成26年10月16日、23日、30日
主催:東京都中小企業振興公社
詳細:http://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/seminar/2014/261016akiba.html

*詳細は、主催団体のHPへのリンクです。
リンク先のコンテンツの内容・著作権等に関しては、各リンク先に
お問い合わせください。
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5.事務局からの連絡
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●次号は、2014年9月5日頃発行の予定です。
●ご意見、ご要望は事務局までどうぞお寄せください。
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【発行元】
IT企業法務研究所
(Legal Affairs on Information Technology Institute:LAIT)
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【お問合せ先】 IT企業法務研究所 事務局
          (株式会社インタークロス)
          東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館8F
           TEL:03-6256-0566
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