EU加盟国、プロダクトプレースメントの一部解禁で合意

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EU加盟国は13日に開いたメディア担当相会議で放送事業の規制緩和について協議し、プロダクトプレースメントを条件付きで解禁することなどで合意した。欧州議会の承認を経て早ければ来年から実施する。
EUは本格的なデジタル時代に対応するため、1989年に採択した「国境のないテレビ指令」の見直しを進めており、今回の動きも同指令の改正に向けた地ならしの一環。新ルールが導入されるとテレビ番組の中で商品やブランド名を登場させることが可能になるが、ブランドや企業のロゴを表示することは認められない。またニュース、時事問題を扱う番組、子供向け番組、ドキュメンタリーでのプレースメントも禁止される。欧州委の報道官は「BMWに乗ったジェームズ・ボンドを見られるようになるが、BMWのロゴが目立つようなプレースメントは引き続き制限される」と説明している。
一方、コマーシャルの放送時間は引き続き1時間当たり12分に制限されるが、映画放映ではCMの挿入間隔が現行の45分から30分に短縮される。

(World Advertising Research Center, November 15, 2006)

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