レアメタル使わないリチウムイオン電池実用化へ

ITのIP(Intellectual Property) 知識財産考

リチウムイオン電池の原料に不可欠なレアメタル(希少金属)を使わず、大容量バッテリーを開発することに、大阪大の森田靖准教授と大阪市立大の工位武治特任教授の研究グループが成功したと、英科学誌ネイチャー・マテリアルズ電子版に10月17日発表しました。
 携帯電話やノートパソコンに搭載されるリチウムイオン電池は、プラス極内にレアメタルを含む無機性のコバルト酸リチウムを使用するため、レアメタルの高騰に伴いコスト面が問題化しています。有機物を代用した例もありますが、電気容量や充電回数の寿命で劣っていました。
 研究グループは、プラス極にレアメタルを含まない有機分子「トリオキソトリアンギュレン(TOT)」を使用。有機分子は結合が不安定と言われていますが、独自の技術でTOTを制御してバッテリーを設計したところ、リチウムイオン電池の1.3?2倍の容量が得られたそうです。

時事通信 10月17日(月)2時4分配信 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111017-00000009-jij-soci より

 

 

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