ビッグデータ効果、年7兆7700億円!

ITのIP(Intellectual Property) 知識財産考

 総務省は16日公表した2013年版の情報通信白書で、個人の購買履歴などの膨大な情報「ビッグデータ」をフル活用した場合、年間7兆7700億円の経済効 果が見込めると試算した。小売業、製造業、農業、インフラの4分野の合計額で、販売拡大やコスト削減、渋滞解消などにつながるという。

 ビッグデータは個人の購買履歴やウェブ検索の履歴、車の位置情報といったデータの総称。小売業では、購買履歴の分析で販売促進や発注の最適 化が可能になり、1兆1500億円の経済効果があるという。4千億円の効果を見込む農業では、栽培や土壌データの分析で最適な肥料や農薬の量を機械的に計算できるようになると予想した。

 インフラ関連では、カーナビなどのデータを活用することで渋滞が減少して燃費が向上するとして1兆4300億円の効果を見込んだ。製造業では業務用機械の故障の減少などにより、4兆7900億円の経済効果があると試算した。

 一方、ビッグデータの中核である個人情報について、日本では公開に慎重な人が多いことも指摘した。日米英韓など6カ国で「第三者への実名公開を許容できるか」とアンケート調査をしたところ、日本は「許容できない」と答えた人が57.3%に達し、最高だった。

出典元:日本経済新聞(http://www.nikkei.com/article/DGXNASDF1600C_W3A710C1MM0000/)

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