第3極のモバイルOSが台風の目に!

ITのIP(Intellectual Property) 知識財産考

2013年2月25日から28日までスペイン・バルセロナで開催されていた世界最大のモバイル関連展示会「Mobile World Congress(MWC) 2013」で、台風の目となったのが、Firefox OSとTizenという、iOSとAndroidに次ぐ“第3極”になりそうなモバイルOSです。

日本でも、KDDIはFirefox OSを、ドコモはTizenを搭載したスマートフォンを製品化すると表明しました。(以下詳細)

Firefox OSについて

Mozilla Corporationは、MWC開幕前日のプレスカンファレンスで、Firefox OSに対して世界の携帯電話事業者18社の賛同を得たことを表明した。 日本からはKDDIが正式にサポートを表明し、Firefox OS端末を日本市場に導入していくことを明らかにした。Mozillaのプレスカンファレンスに参加したKDDIの石川雄三取締役執行役員専務は、 Firefox OSに賛同した理由や、導入に向けた考えを日本の報道陣向けに答えた。

Firefox OSのどのあたりに魅力を感じたのか。

 オープンなOSであり、制限がないことが一番だ。我々はAndroidやiOS、そしてWindows Phoneも提供しているが、ユーザーにはこれらのOSよりもオープンな環境でいろいろやりたいことが出てくるニーズがあると考えている。明確なターゲッ トや戦略は決めていないが、何か面白い世界ができると思って賛同した。アプリケーションを作る層がWeb開発者の層に広がることで、面白いことがどんどん 出てくる素地があると考えている。

Tizenについて

 Tizen Associationが推進するオープンソースのモバイルOS「Tizen(タイゼン)」。

仏オレンジやNTTドコモが年内にTizen搭載端末を発売していくことがアナウンスされた。Tizen Associationの議長を務めるNTTドコモ永田清人取締役執行役員マーケティング部長が、Tizen Associationの議長の立場として、またTizen端末を発売するドコモの立場として、日本の報道陣向けにその期待を語った

ドコモにとってのTizenへの期待は

 Tizenは他のOSと比較して最もHTML5の処理のパフォーマンスが高い。HTML5だけで足りない部分はネイティブと組み合わせて書くこともでき る。開発スタイルを変える意味でも大きい。日本の携帯電話事業者やコンテンツプロバイダーを含めた市場もこのような動きに貢献できればと思っている。

出典元:http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20130228/459884/?r_keitai

     http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130227/459374/?ST=keitai

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