オークションデータの仏Artprice、著作権管理団体と画像公開の条件で合意

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世界の美術品市場に関する大手情報プロバイダーの仏Artpriceはこのほど、視覚芸術分野の著作権管理業務で最大手のADAGPと、同団体が管理する作品の使用に関する契約を結んだと発表した。Artpriceはおよそ2,900のオークションハウスをカバーする世界最大規模のオークションデータ提供サイト「artprice.com」を運用しているが、これまでは著作権上の問題で画像を掲載することが難しかった。ADAGPとの契約によって今後は画像を使った作品紹介が可能になり、利用者は画家、彫刻家、工芸家、写真家などおよそ37万人のアーティストの作品を見られるようになる。
 Artpriceは9月に会員制の新サービス「Artprice Image」を立ち上げ、年会費の一部を著作権使用料としてADAGPに支払う。年会費は当面99ユーロ以下に設定される見通し。
会員はデータベースの検索機能を使ってArtpriceが保有するカタログに掲載された作品の画像に無制限にアクセスできる。当面は著作権で保護されている作品が対象だが、Artpriceは将来的に、データベースに蓄積されている18世紀から現代に至る作品をすべてArtprice Imageで公開する方針を示している。

(Artprice Press Release, June 25, 2007)

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