5月に欧州初の特許オークション(BayerやRolls-Royceが出品)

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今年5月にミュンヘンで欧州初となる特許の公開オークションが開催される。主催者の独IP Auctions GmbHによると、オークションには79件の特許または特許ポートフォリオの出品が予定されており、最低入札価格は総額500万ユーロに上る見通し。出品者の内訳は個人の発明家が2割、企業や研究機関が8割で、この中にはBayerやRolls-Royceなどの有力企業が含まれているという。
 オークションで売買される特許の件数は現在のところ取引全体の1%に満たないが、IP Auctionsは従来の個別交渉に比べ低コストで迅速に取引を成立させることができると強調している。同社は今後、主にドイツで年に1−2回オークションを開催する方針を示している。
 米国ではOcean Tomoが2006年4月に初めて特許の公開オークションを実施した。
同社が昨年10月に開催した2回目のオークションでは取引総額が2,300万ドルに達したとされる。Ocean Tomoは現在、優れた特許ポートフォリオを保有している米国の上場企業300社を構成銘柄とする企業インデックス「Ocean Tomo 300 Patent Index」を運用しており、知的財産を計る唯一の指数として重要な投資判断の材料になっている。

 (Reuters, March 5, 2007)

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