LAITセミナー

ウルトラマン商品化権事件を考える

日時 概要
07月02日
水曜日
14:00

17:00

 ウルトラマンの日本国以外の国における商品化権は、日本国の最高裁2004年判決が、契約書は有効、権利はタイ人ソンバートにあるとし、ソンバートから権利を承継したユーエム社がもつとした。 一方、タイ国最高裁2008年判決は、契約書は偽造とし、ウルトラマンの日本国以外の国における商品化権は、日本の円谷プロがもつとした。 円谷プロ6代目英明社長は、「ウルトラマンが泣いている」を公表し、現在、円谷プロに円谷英二 一族の者はいないこと、中国進出が困難であったことなどを述べている。
円谷英明氏の参加も得、海外におけるウルトラマンの権利について、円谷プロとユーエム株式会社は、どのような関係にあるか。どうあるべきかを考究する。
キャラクター、アニメ関係者、知的財産法の実務家、研究者の参加歓迎。

演題と講師

  1. ウルトラマン商品化権事件の裁判の概要 【14時 ~ 14時50分】
    久留米大学名誉教授・著作権問題研究家 大家重夫
  2. 円谷プロとタイ人ソンポート氏とわたくし 【15時 ~ 15時30分】
    ユーエム株式会社社長 上松盛明
  3. 「ウルトラマンが泣いている」について 【15時40分 ~ 16時10分】
    円谷プロ(第6代)社長 円谷英明
  4. 質疑応答 【16時10分 ~ 16時50分】

講師紹介

円谷英明
1959年生れ 円谷英二の孫 円谷プロダクション6代目社長
円谷ドリームファクトリーを創設、中国で特撮番組制作。

上松盛明
1950年生れ 円谷プロに勤務。
2008年 ユーエム株式会社を設立、代表取締役社長

大家重夫
1934年生れ 1960年から27年間、旧文部省に勤務。
うち5年半、文化庁著作権課長補佐、著作権調査官
1988年から22年間、久留米大学法学部において、著作権法、知的財産法を講義。
現在、久留米大学名誉教授、インタークロスIT企業法務研究所 客員研究員。

開催概要

名称: 『ウルトラマン商品化権事件を考える』
日時:
(13時30分より受付開始)
会場:
【現地会場】「蚕糸会館」
東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館(さんしかいかん)6階
(JR有楽町駅 徒歩2分、東京メトロ日比谷線・千代田線・都営三田線「日比谷駅」 徒歩2分:丸の内警察署裏、ニッポン放送隣:地図参照)

蚕糸会館の地図