LAIT NEWS

No.088:バックナンバー

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■LAIT News【Vol.88 2007/12/5号】

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1.LAIT活動報告
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■■最新の活動報告■■
「私的ブランド論−ルイ・ヴィトンと出会って−」は好評のうちに終了いたしました。
たくさんの方にご来場いただき誠にありがとうございました。

■■11月セミナー延期のお詫び■■
11月開催の「舞台芸術国際交流の契約交渉の真実と日本の現状」は
講師の都合で、1月に延期させていただきましたことをお詫びいたします。

*ホームページ掲載のお詫び*
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11月22日世界的振付家モーリス・ベジャール師がローザンヌで死去されました。
このため、IT企業法務研究所11月セミナーの講師を予定しておりました
佐々木忠次氏が急遽ローザンヌを弔問しております。
佐々木氏はベジャール師とは特別の信頼関係にあり、故人が最も信頼していた
プロデューサーです。
この急な事情のため、大変恐縮ですが11月29日のセミナーは延期させて
いただくこととなりました。
来年1月下旬に、日程調整の上、改めて開催いたします。
セミナーのお申込みを頂いた方々には大変ご迷惑をお掛けしたことを
深くお詫びさせていただきます。
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■■今月の活動予定■■
演題:「知的財産に関する国際秩序づくりの流れ」
講師:植村 昭三(うえむら しょうぞう)氏
WIPO前事務局次長
青山特許事務所副所長
日時:平成19年12月17日(月)午後2時〜午後4時(*月曜日開催*)
場所:虎ノ門フォーラム(虎ノ門琴平タワー22階)
申込:http://www.lait.jp/index.php?itemid=340

*協賛:三好内外国特許事務所

*未だ定員に余裕がありますので、聴講ご希望の方はお申込ください。

■■来月以降の活動予定■■
演題:「舞台芸術国際交流の契約交渉の真実と日本の現状」
講師:佐々木 忠次(ささき ただつぐ)氏
(財)日本舞台芸術振興会専務理事
     チャイコフスキー記念東京バレエ団総監督
日時:平成20年1月開催予定
場所:虎ノ門フォーラム(虎ノ門琴平タワー22階)
申込:次回案内

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2.海外の注目ニュース
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海外の注目の最新ニュースをお知らせします。

■■違法ダウンロードの「常習犯」からアカウントはく奪、仏で新制度導入へ■■
●フランスで11月23日、音楽や映画などの違法ダウンロードを取り締まるための新たな
対策が打ち出された。違法ダウンロードを繰り返し行っているインターネットユーザーは
インターネット接続業者(ISP)からアカウントをはく奪され、ネット利用できなく可能
性がある。
 新制度は音楽会社、映画会社、ISPなど関連企業と政府の間で合意されたもの。
これによると、ISPはサービス加入者のオンライン行動を監視し、違法ダウンロードを
頻繁に行っているユーザーに関する情報を新たに設置される独立機関に報告。独立
機関が悪質と判断したユーザーに対してISPが「警告状」を送信する。ユーザーが警告
を無視して違法行為を続けた場合、ISPはアカウントを一時的に停止あるいは完全に
はく奪するという仕組みだ。一方、監視強化の見返りとして、映画会社は作品をネット
配信するまでの期間を短縮することに同意。音楽会社は著作権管理(DRM)技術の
施されていない楽曲の配信を支援することを公約した。
 サルコジ仏大統領は今回の合意について「文明化されたインターネットの将来に
とって決定的な瞬間」と強調している。官民による専門委員会を主導したメディア機器や
書籍・DVDなどを扱う大手販売チェーンFnac(フナック)のデニス・オリベンヌ社長は、
違法にファイル交換などを行う若いネットユーザーにとって、多額の罰金や禁固刑を
科す現行の罰則規定は「まったく不釣り合いだ」と指摘。個人ユーザーによる日常的な
海賊行為を防止するのが新制度の目的と説明した。
 音楽業界は今回の動きを歓迎している。国際レコード産業連盟(IFPI)は同日、
「ネット上の海賊行為に対抗するうえで最も重要なイニシアチブだ」との声明を発表し
た。これに対し、フランスの消費者団体UFC首脳は「非常に厳しい内容だ。ユーザー
の自由を奪い、経済活動とデジタルの歴史に反する可能性がある」と警告している。
(BBC, November 23, 2007)

■■欧州議会、視聴覚メディアサービス指令を可決■■
●欧州議会は11月29日の本会議で、テレビ放送の規制緩和を促進するための
「視聴覚メディアサービス指令」を賛成多数で可決した。EU加盟国は2009年末までに
指令に基づいた新ルールの導入を義務付けられる。
 新指令はEUが1997年に採択した「国境なきテレビ指令」を発展させたもので、急速に
進む放送と通信の融合に対応するのが最大の目的。09年以降はネット上で流れる
テレビ放送やビデオ・オン・デマンド(VOD)などの動画配信サービスにも通常のテレビ
放送と同じルールが適用される。
 視聴覚メディア指令をめぐる議論では、広告規制の緩和が最大の焦点となった。
新制度ではプロダクトプレースメントが条件付きで解禁され、テレビ番組の中で商品や
ブランド名を登場させることが可能になる。ただしニュース、報道番組、子供向け番組、
ドキュメンタリー番組でのプロダクトプレースメントは禁止される。また事業者は番組の
最初と最後、CMの後にプレースメント広告が流れる旨のメッセージを画面に表示する
ことが義務付けられる。さらに各国政府は独自の判断で引き続きプロダクトプレース
メントを禁止することができる。
 一方、コマーシャルの放送時間は引き続き1時間当たり最大12分に制限されるが、
映画やニュース番組ではCMの挿入間隔が現行の45分から30分に短縮され、その他の
ジャンルについては挿入間隔に関する規制が撤廃される。
 このほか新指令は加盟国と欧州委員会に対し、事業者にジャンクフードのコマーシャル
を排除するなど、子供をターゲットとした広告に関する行動規範の策定を促すよう求めて
いる。
(European Parliament Press Release, November 29, 2007)

(庵研究員著)

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3.政府・団体の動向
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政府・団体の動向に関する最新記事の抜粋です。
詳細の横のURLをクリックすることで記事全文を示したページにアクセスできます。

■■情報セキュリティ法務関連政府・団体の動向■■

●11月20日、経済産業省が、平成18年度「電子タグ活用による流通・物流の効率化
実証実験」報告書を公表。
詳細:http://www.meti.go.jp/report/data/g71120aj.html

■■コンテンツビジネス法務関連政府・団体の動向■■

●11月17日、(社)電子情報技術産業協会が、2007年地上デジタルテレビ放送受信機
国内出荷実績を公表。
詳細:http://www.jeita.or.jp/japanese/stat/digital/2007/index.htm

●11月22日、(社)日本レコード協会が、2007年第3四半期(7月〜9月)有料音楽配信
売上実績を公表。
詳細:http://www.riaj.or.jp/release/2007/pr071122.html

●11月26日、総務省が、「次世代IPネットワーク分野における国際競争力強化基本
戦略」及び「次世代IPネットワーク国際競争力強化アクションプラン07」を公表。
詳細:http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/071126_4.html

●11月30日、総務省が、「デジタル放送推進のための行動計画(第8次)」を公表。
詳細:http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/071130_5.html

●11月30日、総務省が、「通信産業基本調査」(平成19年7月実施)の結果を公表。
詳細:http://www.soumu.go.jp/s-news/2007/071130_6.html

■■産業財産権法法務関連政府・団体の動向■■

●11月28日、特許庁が、第19回日韓特許庁長官会合の結果概要を公表。
詳細:http://www.jpo.go.jp/torikumi/kokusai/kokusai3/asia_jk_meeting_19.htm

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4.セミナー情報
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最新のセミナー情報をお知らせいたします。
詳細の横のURLをクリックすることでセミナー詳細情報を示したページにアクセス
できます。

■■情報セキュリティ法務関連セミナー情報■■

演題:2007年度全国横断情報セキュリティ監査セミナー
日時:平成19年12月19日
主催:NPO日本セキュリティ監査協会
詳細:http://www.jasa.jp/seminar/secf2007lh.html

■■コンテンツビジネス法務関連セミナー情報■■

演題:オープンソースソフトウェアのライセンス――新しいGPL Ver.3を中心に――
日時:平成19年12月14日
主催:(社)著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/seminar.html

演題:ソフトウェア知的財産権入門講座(全7回)[Aコース]
日時:平成20年1月16日他
主催:(財)ソフトウェア情報センター
詳細:http://www.softic.or.jp/nyumon/nyumon2007.htm

演題:著作物における表現とその保護範囲
日時:平成20年1月18日
主催:(社)著作権情報センター
詳細:http://www.cric.or.jp/seminar/seminar.html

演題:オリンピックと契約関係(仮)
日時:平成20年1月21日
主催:(特活)エンターテイメント・ロイヤーズ・ネットワーク
詳細:http://www.j-eln.org/

■■産業財産権法務関連セミナー情報■■

演題:知的財産入門セミナー
〜中小企業にとって知的財産はなぜ必要か?〜
日時:平成19年12月13日
主催:東京都知的財産総合センター
詳細:http://www.tokyo-kosha.or.jp/chizai/seminar/1213chizainyuumon.html

演題:RCLIP国際知的財産セミナーシリーズ
「台湾・インドネシア&日本特別セミナー」
「IPエンフォースメントinアジアPartII」
日時:平成19年12月23,24日
主催:早稲田大学
詳細:http://www.21coe-win-cls.org/project/activity.php?gid=10052

演題:特許明細書作成実務講座〜化学コース〜
日時:平成20年1月15,18,22,25,29,2月5日
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.jiii.or.jp/chizaikenshu.html#0115_0205

演題:特許明細書作成実務講座〜電気コース〜
日時:平成20年1月17,21,,24,28,31,2月6日
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.jiii.or.jp/chizaikenshu.html#0115_0205

演題:特許出願明細書の記載と補正手続
日時:平成20年1月21日
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.jiii.or.jp/chizaikenshu.html#0121

演題:大阪パテントセミナー(応用編)
日時:平成20年1月19日,2月2,16日,3月1,15日
主催:日本弁理士会
詳細:http://www.kjpaa.jp/ev/ps08.html

演題:大阪パテントセミナー(基礎編)
日時:平成20年1月21,28日,2月4,25日,3月3日
主催:日本弁理士会
詳細:http://www.kjpaa.jp/ev/ps08.html

演題:米国知的財産制度と特許等出願・訴訟実務
日時:平成20年1月21日他
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.singai.jiii.or.jp/seminar/leaflet/USA20080121.pdf

演題:中国知財実務
日時:平成20年1月30日
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.jiii.or.jp/chizaikenshu.html#0130

演題:外国出願実務講座〜米国編〜
日時:平成20年2月7日
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.jiii.or.jp/chizaikenshu.html#0207_0208

演題:外国出願実務講座〜欧州編〜
日時:平成20年2月8日
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.jiii.or.jp/chizaikenshu.html#0207_0208

演題:近年の知財関連法改正のポイント
日時:平成20年2月12日
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.jiii.or.jp/chizaikenshu.html#0212

演題:知財戦略と経営
日時:平成20年2月15日
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.jiii.or.jp/chizaikenshu.html#0215

演題:ライセンス契約の実務
日時:平成20年2月18日
主催:(社)発明協会
詳細:http://www.jiii.or.jp/chizaikenshu.html#0218

*詳細は、主催団体のHPへのリンクです。リンク先のコンテンツの内容・著作権等
 に関しては、各リンク先にお問い合わせください。

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5.事務局からの連絡
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●次号は、12月20日頃発行の予定です。
●ご意見、ご要望は事務局までどうぞお寄せください。
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【発行元】
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(Legal Affairs on Information Technology Institute:LAIT) 
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