ファイル交換ソフト「Kazaa」、著作権侵害訴訟で音楽業界と和解

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国際レコード連盟(IFPI)は7月27日、P2Pファイル交換ソフト「Kazaa」をめぐる著作権侵害訴訟で、大手音楽会社とKazaaの間で和解が成立したと発表した。
これにより、豪州と米国で進行中の訴訟手続きは終結する。
 Kazaaを保有するSharman Networksは和解に基づき、音楽会社に対して「相当額」を賠償金として支払う。また違法ファイルをユーザーが配付できないよう、フィルター技術を導入することでも同意した。和解条件は世界各国におけるKazaaの運営に適用される。
 Kazaaは世界的に普及しているファイル交換サービスの1つで、2003年のピーク時にはユーザー数が420万人に達した。Kazaaは利用にあたって著作権を侵害しないという同意をユーザーに求めているが、実際には違法ファイルが横行しており、音楽業界が各国で法的手続きを進めていた。

(IFPI Press Release, July 27, 2006)

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