南鳥島沖に国内消費200年分超のレアアースが存在! 

ITのIP(Intellectual Property) 知識財産考

東大チームが発見 日本の経済水域で初

東京大学などの研究チームがレアアース(希土類)を大量に含む可能性が高い泥を、小笠原諸島・南鳥島周辺の海底で見つけました。昨年、公海でレアアースを含む海底鉱床を発見していますが、日本の排他的経済水域(EEZ)内で見つかるのは初めてのことです。

企業と組んで海底から泥を吸い上げる実証実験の検討に入ったそうです。

電化製品や電気自動車のモーターに欠かせないレアアースを将来、自給できるようになるかもしれません。

国際的な調査で採取されていた海底の泥を細かく調べた結果、南鳥島の沖約300キロメートル、水深5600メートルの泥の層にレアアースが高濃度に含まれていることが分かりました。中でもモーターの磁石の高機能化に必要なジスプロシウムなどの重希土類が多く存在することが分かりました。

海底鉱床は1千平方キロメートル以上の広範囲に広がっており、約680万トンのレアアースが存在する可能性があるとみています。

深海からどれだけ効率よく採掘できるかなど技術的な課題は多いのですが、石油の採掘時でも海底から泥を吸い上げる技術を利用しており、同じ技術を活用できるかどうか検討するそうです。

出典元:日本経済新聞(http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG29005_Z20C12A6MM0000/?dg=1)

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